先生

あなたが塾講師になる前に、知っておいてほしいこと【塾講師指南②初級~授業準備~編】

前回のテーマの続きです。

あなたが塾講師になる前に、知っておいてほしいこと【塾講師指南①初級~心構え~編】 ついに大学生だ!アルバイトして稼ぎたい!塾の先生なんてどうだろう?やってみようかな。 今回はこんなテーマでお話します。 実...

前回は心構え編。今回は授業準備です。

サイトを探しても、授業準備のノウハウってなかなかありませんよね。

最初塾講師の経験もなかった、全くのド素人が
約8年間継続してやってきた、授業準備のノウハウについて解説します。

この記事を読む人はこんな人
  • 塾講師を志す人
  • 既に塾講師として働く新任の先生
この記事で得られること
  • 授業準備のノウハウを知れる

ぜひ、ご覧ください。

解けてほしい問題を2~3個設定する

授業準備って言われても、
まず何からやれば良いのか分からん・・・。

僕も同じような悩みを持っていました。
(そのくせ、歴の長い先生は授業準備しろ、とか言いますしね・・・。)

まず授業準備のスタートラインについて解説します。

それは「その授業を聞くことで、解くことのできる問題を
2~3個あらかじめ用意しておき、そこから逆算して授業を組み立てる
」です。

具体例を挙げます。

例えば、中1英語の関門、「三単現のS」についての授業を考えていきます。

僕が実際に授業準備をした際、以下の問題を準備しました。

  • “Your sister have break fast.”の間違いを指摘し、正しく書け。
  • 「彼は日本に住んでいない。」を英作文せよ。
  • 「私の父はいつもテレビを見る。」を英作文せよ。

次に、これらの問題を解くために必要な知識は何か、を落とし込みます。

  • 主語がどんな時、一般動詞にSを付けるのか。
  • 否定文・疑問文になるとどうなるか。
  • -sを付けるのか、-esを付けるのかなどの区別はどこで見分けるか。

このように具体的な知識に落とし込めたら、
あとはそれを伝えるために、ゴールから逆算で、授業の流れを組み立てていきます。

ちなみに、上の問題ですが、答えは下記のとおりです。

  1. Your sister has breakfast. 

    have→hasに変える知識が大前提。breakfastは引っかけ問題離して書かないようにすることを伝える。
  2. He doesn’t live in Japan.

    ここが個人的に一番重要。否定文・疑問文のときは、一般動詞に-sを付けないことを理解できているかどうか。
  3. My father always watches TV.

    watchの後に、-esを付けれたかどうか。あとは応用で、alwaysやsometimesなどの頻度の副詞の位置も解説。

このように、まずは一つ一つの問題に対し、
「何を学ばせたいのか」、「どうなって欲しいか」
を念頭に問題選定をしていきましょう。

ゴールとの逆算で考える

授業は基本的に、

  • 導入
  • 演習①&解説
  • 演習②(先ほどの3つの問題)

の型でまとめることができます。演習の数が足りなければ増やしてもOK。

ここからは逆算で考えます。

先ほどの3つの問題を解くための知識を得るために、
必要最低限の演習&解説を考えます。

演習②に比べて、演習①は簡単に作ってあげて、
生徒のハードルを下げておくことをお勧めします。

理由は、子どもは最初の手前の方で躓くと、「自分はバカだ・・・」と勘違いするからです。

「できない生徒」の多くは、劣等感によるものが大きいので、最初はそこをクリアにしてあげて下さい。

導入における2つのポイント

そして、演習①を解けるように、導入パートを考えていきましょう。
落語で言うところの「掴み」に当たる部分です。

実は、導入パートが一番考えないといけないし、一番難しいです。
生徒の現状のレベルや雰囲気によっても、導入の仕方が異なるくらい。

導入パートは以下のポイントを押さえて下さい。

  • 先生の話を聞くだけの導入はダメ
  • 子どものトレンドをうまく使う

順を追って解説します。

先生の話を聞くだけの導入はダメ

一つ目、「先生の話を聞くだけの導入はダメ」について解説します。

あなたがどれだけ良いことを生徒に伝えても、
生徒の多くはその情報の1割も受け取っていない、ことをまずは理解しましょう。

「メラビアンの法則」によると、言語情報はおよそ7%しか、他者に影響を与えない、とのこと。
これは、実際に僕も大失敗した経験があるので、おおむね信用できます。

「メラビアンの法則」については、下記のURLが参考になります。

https://lifehack-animation.com/mehrabian/

先生だけが話すのではなく、生徒も話す機会を作ることを念頭に導入授業を展開しましょう。

例えば、

ある主語によって、一般動詞のしっぽにSを付ける。
これを三単現のSと言うぞー。
じゃあ、もう一度。ある何によってだっけ?

主語!!!

お!やるやん。ちゃんと話聞いてたな。じゃあ次は~

こんな感じです。これを「発問」と言います。
これを何度も繰り返していきます。

授業に入る前に、発問リストを作っておくと良いでしょう。

子どものトレンドをうまく使う

二つ目、「子どものトレンドをうまく使う」について解説します。

例えば、先ほど主語と子どもが答えてくれましたが、
主語がHeとかSheとかだと味気がないわけです。

そういうときは、子どもの好きなものを使うと効果的です。

子どもが好きなアニメ、漫画、ゲームなど、
最近流行っているものをリサーチして、授業に取り入れてみましょう。

僕は当時、主語をMarioにして、
Mario helps Peach.で導入したのを覚えています。

すんごい下手くそなMarioとPeachの絵は、当時かなり受けました。(笑)

こうした身近なものの方が、すっと入っていきやすいのは事実です。
ぜひ、参考にしてみて下さい。

まとめます。

そして、最後に一番大事かもしれないことを・・・

このように型が決まれば、あとは「練習」あるのみです。

授業は生もの、と僕の先輩が教えてくれましたが、
本当にそれは実感します。

思った通りの型に授業がハマらないことはいくらでもあります。

なので、しっかりと練習しましょう。

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誰かに聞いてもらうのが効果的ですが、
自分一人でブツブツ言うだけでも、全然違います。

ぜひ、より良い授業準備をしていただき、
今後の指導に役立ててください。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

それでは、今日はこの辺で・w・